路地裏Blue Night.




「私、お店を手伝えるよ。学校からちょっと遠いけど…でもバイト感覚でさ、」


「…澪、」


「あ、今すぐにとかじゃなくて…!お母さんにもお母さんの生活があるだろうし、私もいま楽しいし!だからいつか、…いつかの話で、」



S.Roberを続けながらでもできるはずだ。

さっちゃんと暮らしながらでも、こうしてまた遊びにきて。


今はさっちゃんと暮らす毎日で充実してるけど、でも私はやっぱり狙われてるっぽいから。

だからずっとさっちゃんと居るのはかえって迷惑かもしれないなってのも考えてて。


だからいつか、いつか私が戻る場所にお母さんが居てくれるなら。



「そのときは前みたいに暮らそうよ…!
お父さんが刑務所から出たら…、また家族3人で!」



私の賑やかな友達も紹介したいし!

てか、もう今うしろにいるしっ!



「お父さんもきっとびっくりするだろうなぁ」



お弁当屋さんと雑貨屋さんの両立ってのも格好いいんじゃない?

お弁当屋さんの方がめちゃくちゃ忙しいだろうから、私がそっちは手伝うし!


それで夜は窃盗団のナンバー5!!

ね?中々カッコいいでしょ?



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