路地裏Blue Night.




こんなのしたって意味がない、らちが明かない。


だけど夢壊しちゃってるもんんんん!!!

弟さんに似てたなら尚更、絶対ちょっと悲しいよね…?寂しいよね…?



「はは、参ったな。女の子は仲間にしないって決めてたからさ」


「……でっすよね…」



おおう……。

こんなにも生まれた性別を恨んだのは初めてです。



「でもなんでおんぶしたときに気づけなかったんだろ…」



それは小せぇからだろがいっ!!!

色んなものが……!!なにがとは言わないけど貧相だからだろがいっ!!



「ぷっ、ぷぷっ」


「なにか!?うん!?はい!?」


「いーや、なんでもなぁ~い。必死すぎてウケる~」


「……」



颯……許さん。

かわいい顔してれば許されると思ってたら大間違いだぞコラ。


って!!そんなの今はどーでもよくてっ!!


まさかのここまで来ての振り出し…。

どうしよう、今から泊まれるネットカフェあるかな、格安カプセルホテルでもいいから。


そんな不安を引き留めるような質問は、さっちゃんから。



< 25 / 282 >

この作品をシェア

pagetop