路地裏Blue Night.
エピローグ
はいもしもし、お待たせ致しました。
ご依頼ですか?ご相談ですか?
なにかお困りでも?
あぁ大丈夫、心配しないで。
どんなことだとしても秘密はぜったい守りますから。
浮気調査?万引き犯の追跡?
猫の捜索、犬の散歩だって引き受けます。
ん?怪しい?
あははっ、大丈夫、僕たちは安全です。
安心と安全だけは保証しますから。
この観羅伎町で月が見たい?
もちろん大歓迎ですよ。
ちょっと賑やかな子ですが、とびきりの月を案内させますね。
「少々お待ちください、───ミオ、依頼が入ったよ。これからいける?」
「えっ!これからゲームしようとしてたのに…!」
「俺が代わり倒しといてやるから行ってこい」
「嫌だっ!ユーリに貸したら頑張って集めた素材ぜんぶ売られるもんっ!」
「だっておまえ使えない素材ばっか集めてんだもん。おまえ双剣なのに太刀の強化素材そろえてどーすんの」
まぁ普段はこんな感じですけど、スイッチが入ったら切り替わる仕様なんです。
すごくサービス精神豊富でいい子ですから問題ありませんよ。
え?なにか危ない仕事に聞こえるって?
いやいや、それは気のせいですよ気のせい。
S.Roberって聞いたことありません?