路地裏Blue Night.
そうそう、この街でちょっとだけ有名なお助けマン。
「ほらミオ、用意しといて」
「えー、なんか最近私のひとり任務多すぎない?一昨日もお婆ちゃんの護衛とかさぁ、たまには休みたいのに…!」
「今日は僕とふたり」
「さっちゃんが行くなら私は必要ないねっ!お留守番しとく!」
あぁごめんなさい。
ああは言ってますけど、スイッチが入れば変わる子ですから。
「だめ。ミオは指名されてるから」
「指名って…!そーいうのありませーんって断っておいて!」
あはは、確かにわがままなところはありますね。
まぁ心配しなくても頼りになるもう1人にしっかり教育されてますので、そこはご心配なく。
「いいから行けって。1分以内に準備しなかったら装備ぜんぶ初期状態に戻しとくから」
「はっ!?そんなのだめだからねユーリ…!変なことしないで強化だけしといてよ?素材もちゃんととっておいてっ!」
「わかったわかった。てか自分のものみたいに言ってるけど、そもそも俺のデータだからねみお」
「だってこれ難しすぎてチュートリアルの時点で詰んだもん!」