別れを選びましたが、赤ちゃんを宿した私を一途な救急医は深愛で絡めとる
同じ未来を歩きたい
陸人さんとクリスマスを祝ってから三日。
夕食の準備を始めた頃、彼から電話が入った。
病院の近くにいるようで、救急車のサイレンの音がする。
『今日、食彩亭に行って、重さんに心春を復帰させてほしいと話したんだ。そうしたら涙を流して喜んでくれて』
「ほんとですか?」
『あぁ。ほかのお客さんが来て詳しく話せなかったから、これからもう一回行ってくる。凛ちゃんは元気?』
わざわざまた足を運んでくれるとは。
彼の細やかな気遣いがありがたい。
「はい。保育園ではしゃぎすぎたみたいで、園から帰ってきてすぐにコテッと寝てしまって」
『あはは。目に浮かぶよ』
「くまのぬいぐるみを抱いたまま寝てます。最近は、くまにこぐまさんのはちみつケーキを読んであげたりして」
『かわいいな』
陸人さんの声が柔らかくて、頬が緩む。
夕食の準備を始めた頃、彼から電話が入った。
病院の近くにいるようで、救急車のサイレンの音がする。
『今日、食彩亭に行って、重さんに心春を復帰させてほしいと話したんだ。そうしたら涙を流して喜んでくれて』
「ほんとですか?」
『あぁ。ほかのお客さんが来て詳しく話せなかったから、これからもう一回行ってくる。凛ちゃんは元気?』
わざわざまた足を運んでくれるとは。
彼の細やかな気遣いがありがたい。
「はい。保育園ではしゃぎすぎたみたいで、園から帰ってきてすぐにコテッと寝てしまって」
『あはは。目に浮かぶよ』
「くまのぬいぐるみを抱いたまま寝てます。最近は、くまにこぐまさんのはちみつケーキを読んであげたりして」
『かわいいな』
陸人さんの声が柔らかくて、頬が緩む。