別れを選びましたが、赤ちゃんを宿した私を一途な救急医は深愛で絡めとる
『そういえば、謙一くんにも電話で凛ちゃんのことを伝えたんだ。なにも心配いらない。会えるように時間調整してもらうから』
「いろいろありがとうございます」
陸人さんに再会してから、背負っていた荷物が一気に軽くなっていく。
『傷はまだ痛む?』
「今日は大丈夫です」
天気が悪かった昨日も、いつもほど痛まなかった。
陸人さんと再び会えるようになって気持ちが高揚しているのかもしれない。
『そう。よかった。お正月も仕事なんだね』
「かき入れどきですから」
通常の弁当だけでなくオードブルも作っているので忙しいのだ。
しかも、食彩亭に移ることを見越して退職する予定のため、大変なときに拾ってもらった恩返しはしたくて、年末年始も目いっぱいシフトを入れている。
『無理しないで。俺、二日は休みなんだけど、凛ちゃん預かろうか?』
「いえ、体を休めてください。倒れちゃう」
「いろいろありがとうございます」
陸人さんに再会してから、背負っていた荷物が一気に軽くなっていく。
『傷はまだ痛む?』
「今日は大丈夫です」
天気が悪かった昨日も、いつもほど痛まなかった。
陸人さんと再び会えるようになって気持ちが高揚しているのかもしれない。
『そう。よかった。お正月も仕事なんだね』
「かき入れどきですから」
通常の弁当だけでなくオードブルも作っているので忙しいのだ。
しかも、食彩亭に移ることを見越して退職する予定のため、大変なときに拾ってもらった恩返しはしたくて、年末年始も目いっぱいシフトを入れている。
『無理しないで。俺、二日は休みなんだけど、凛ちゃん預かろうか?』
「いえ、体を休めてください。倒れちゃう」