(続)頼くんを堕とす方法
向けられた視線が刺さる。





この視線、頼くんより痛い…強い…




こんなの断れっこないじゃん。





「あ、うん…いいよね?頼くん」



「…莉子がいいなら俺は別に」




と視線がズレた。





ほんとは嫌だよね。




だってわたしも嫌だもん。





っはぁ…せっかく頼くんと楽しい放課後デートができると思ったのに……残念。




肩を落とし前を歩く2人の背中を睨む。





…なんでわたしが後ろ??
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