(続)頼くんを堕とす方法
「てかあの子、いつから右京のこと下の名前で呼ぶようになったの?」





と紬。




うん…実はそこんところ、わたしもずっと気になっていた。





確か〜……あの喫茶店の時?からだよね。





頼くんは気づいてる…?






「莉子いいの?どんどんあの子に持っていかれるんじゃない?」



「全然よくないけど…なにもできないし…」



「…莉子さ、右京の彼女になれて満足してない?」



「え?、」





紬の真面目な視線に背筋が伸びる。
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