(続)頼くんを堕とす方法
「今の莉子には、付き合う前の必死さが見えないんだよね。そんなんだと右京もいつか愛想尽かすと思わない?」



「……思う…」



「色々試す前から諦めないでもっとガンガンいきな?そんな莉子に惹かれたんだと思うし、あいつも」






と教室に戻ってきた頼くんを見る紬。





ほんと…紬の言った通り。




頼くんの本命の彼女になれたことで満足していたのかもしれない。





思えば、理乃ちゃんは前のわたしに似てる気がする。





てことは…このままじゃ頼くんの気持ちも理乃ちゃんに……!?




ダメダメダメ!それだけは絶対ダメッ!
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