(続)頼くんを堕とす方法
と意気込んで迎えた昼休み…





「頼くん、」




青野くんたちと学食に向かう頼くんを呼び止めた。





「なに?」





「先行ってんぞ〜」と青野くんたちの声を背に息を飲む。





「その……お弁当!一緒にどう、かな?…たまには」



「……ん。別にいいけど」



「え、いいのっ?」



「は?誘ったん莉子だろ」



「そ、そうだけど……じ、じゃ屋上で待ってる」





そう伝えると、学食に足を向けた頼くん。
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