(続)頼くんを堕とす方法
そう言った頼くんは、わたしの左手を取ると歩き出した。





あ…これ、恋人繋ぎってやつだ…。




珍しいな〜。





なんて思っていると「これでもわかんないなら彼女失格だな」と笑った。





彼女失格は言い過ぎでしょ。




……好き…、___





きっと頼くんもわたしと同じ気持ち。





だから、尚更ちゃんと頼くんの口から聞いてみたかったんだけど…




あの頼くんだもん。





そう簡単にはいかないか。
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