(続)頼くんを堕とす方法
……思ってくれるわけないか。





と慣れない下駄で足を早めた時…




「ね、君可愛いね〜!」




知らないお兄さんが笑顔で声をかけてきた。





可愛いという言葉に口角があがりそうになったところを抑える。





…ナンパ…?





「1人?」



「…この先で待ち合わせしてて…だからごめんなさい」



「それって友達?それとも彼氏?」



「……か、彼氏…です」



「そっか。それは残念」





と表情が曇ったのが見え、なんだか申し訳ない気持ちに。
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