(続)頼くんを堕とす方法
「…なにマジになってんの?冗談に決まってんだろ。バカ」



「もうっ!からかわないでよ」



「本気にするほうが悪い」





そう言って立ち上がった頼くんは、高いところから視線を重ねてきた。






「送る」




それだけ言うと部屋を出て行った。




…っはぁ。



もう心臓が忙しいよ〜!




未だにドキドキ、バクバク鳴ってる。





この時間で確実に寿命縮まったよ〜。




気持ちを落ち着かせながら部屋を出て玄関に向かうと、頼くんから睨まれてしまった。
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