(続)頼くんを堕とす方法
「…じゃ」




と言った頼くんを呼び止めたのは無意識。




「頼くん、」





そして、これも無意識……



頼くんの袖を強めに引っ張った拍子にキスをした。





もちろんほんの一瞬だけのフレンチキス。





「今日は楽しかった!ありがと!また明日!バイバイッ」




と早口すぎて、自分でもちゃんと言えていたのか怪しいけど、なにより恥ずかしすぎて頼くんの顔なんて、とても見れなかった。






急いで家に入り、自室に逃げ込んだ。




「……キス…しちゃっ、た…」




それも大胆にわたしから…家の真ん前で!!
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