(続)頼くんを堕とす方法
そして、次の日…




「…はよ」




上履きに履き替えている後ろで聞こえた声に肩が上がる。




「よ、頼くん!お、おはよっ」



「噛みまくりだな。昨日の「あ!わたし急いでるから!」





ごめん頼くん!!




やっぱり無理だよ〜!



顔見れないよ〜!!!




廊下をものすごい勢いで走って教室に入ると、紬の姿が見え抱きついた。





「紬ぃ〜」



「なに!?暑苦しいし、鬱陶しいんだけど」



「今だけは許して〜」
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