(続)頼くんを堕とす方法
青野くんは彼女との思い出を作りたいがために、わたしと頼くんを巻き添いにしたわけね。




なんとも青野くんらしいや。





「莉子ちゃんだって頼と思い出作りたいっしょ?それとも2人はもう泊まり合う仲までいってるとか?」



「ま、まさかっ!んなわけないよ!」



「じゃ尚更だね。俺と彼女は途中で抜けるから、莉子ちゃんと頼はそのまま好きにしてくれればいいからさ」





なんて簡単に言っちゃってくれてるけどさ〜、そううまくはいかないと思うのはわたしだけ?




頼くんとお泊まりだよ?





無理だと思うんだけど!?





「とりあえず!頼のこと頼んだよ。放課後までに返事聞かせてね」




と肩を叩くと教室を出て行った。
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