(続)頼くんを堕とす方法

嫉妬!?の巻

「莉子ちゃんっ、」





先生からの雑用を済ませ、重い足取りで校門を抜けたところで名前を呼ばれた。





「え、佳子ちゃん…!?」




見ると、優しい笑顔を向ける佳子ちゃんがいて、その笑顔のまま近寄ってきた。





「来ちゃった!」





なんて可愛い顔で言われたら、男子はイチコロだ。




「…あ、青野くんならもう帰ったと思うよ?」





確か頼くんたちと寄り道して帰る…的なこと言ってたような…?





「うん、いいの。今日は莉子ちゃんに用があって来たから」




らしい。
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