(続)頼くんを堕とす方法
河本くんがそう言うならいいのかな?…





「あ、野々宮さんジッとして」



「えっ、」




スッと伸びてきた河本くんの腕がスローで見えた気がした。





「糸くず?ついてた。ほら」





と頭についていたであろうゴミを丁寧に取ってくれたようだ。




「わ、ほんとだ!ありがとう」





うわ〜恥ずかしいや…。




「じゃ戻るね?またなんかあった時はよろしく」




河本くんは最後の最後まで爽やかな笑顔を残していった。





てか糸くず!いつからついてた?
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