(続)頼くんを堕とす方法
小声でそう言うと、席に戻った青野くん。




…なんだ?…



もしかして佳子ちゃんと喧嘩!?





は、あり得なさそうだしな〜。






足りない頭で悩みながら迎えた放課後、青野くんとうまいこと2人きりになれた。





「青野くんどうしたの?」





早速本題へ。




「どうしたもこうしたもないよ。ここんところ頼の機嫌が最悪すぎるのは莉子ちゃんが原因だよね?てか原因なわけよ」



「えっ!?…それ、紬からも言われたけど心当たりないんだよね」



「心当たりなら俺にある」
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