(続)頼くんを堕とす方法
でも、目の前の河本くんの顔を見ると、とても断れそうにはなくて……





「うん。わかった!放課後ね」



「ほんと?よかった〜!じゃ放課後図書室で」





そう言うと、笑顔を残し隣の教室に入って行った。




この断れない性格…どうにかしたいな〜。





そんなことを思いながら席に着くと、珍しく頼くんが近づいてきた。





「参考書買い、付き合ってほしいんだけど」



「え?あ〜…それって今日?」



「今日」



「…ごめん。実は放課後、本探し頼まれてて」



「……さっきのあいつと?」
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