(続)頼くんを堕とす方法
12月入ってすぐの夕暮れ……
下駄箱に一通の手紙が入っていた。
【体育館裏で待っています。】らしい。
この手紙を読んで浮かんだものは告白……ではない。
だってこの文字…明らかに女子だもん。
わたしの勘が当たっているなら、待ってるいるのはきっと……
「理乃ちゃん…」
「やーっと来た。遅すぎだから」
理乃ちゃんは肩まで伸びた髪を指先に絡ませながら睨んできた。
下駄箱に一通の手紙が入っていた。
【体育館裏で待っています。】らしい。
この手紙を読んで浮かんだものは告白……ではない。
だってこの文字…明らかに女子だもん。
わたしの勘が当たっているなら、待ってるいるのはきっと……
「理乃ちゃん…」
「やーっと来た。遅すぎだから」
理乃ちゃんは肩まで伸びた髪を指先に絡ませながら睨んできた。