(続)頼くんを堕とす方法
「じゃお構いなく」





そう言うと、勢いよく手をあげた理乃ちゃん。




と同時に目を瞑り、身構える。




…………ん?…あれ?…





いつになっても痛みがこない…




薄っすら目を開き、理乃ちゃんの様子を伺うと、目の前に誰かの背中が見えた。






「え、頼くん…?」





この背中…



後ろ姿は頼くんだよね?




「なんで…?」
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