(続)頼くんを堕とす方法
「そんなに好きなんですね。野々宮先輩のこと」



「………ん」




え……今…




えっ!?…





好きの返事した?




「……もういいです…」





理乃ちゃんは背中を向けると走って行った。




「…バカと付き合うと大変」





と言った頼くんの表情はすっかりいつもと同じ。




さっきの微笑みはどこに消えた?
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