(続)頼くんを堕とす方法
「めんどくさいけど、電話もラインも…毎日してやる」



「……っ」



「だから…寂しい思いはさせない」



「……ん…わかった」





っはぁ……泣かせられるとは…。




「…俺は莉子だけだから……変な心配とかすんなよ?バカだから、すぐ悪想すんだろ?」



「悪想って……」




だからそんな言葉は作らないでよ。





…わたしにピッタリすぎて困る。





「終わり。部屋戻ろ。寒すぎて死ぬ」




そう言った頼くんの鼻と耳は真っ赤。
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