(続)頼くんを堕とす方法
繋いだ手だけはいつまでも暖かった。




部屋に戻り、他愛のない会話をしているといい時間になっていて、別々の布団に入った。





このまま時間が止まってくれればいいのに…




なんて思ってしまうわたしはわがままなのかな?






さっき、あんな言葉をもらったばかりなのにね。




「頼くん、寝ちゃった?」



「………」





寝ちゃったのかな…?





「……頼くん…やっぱり寂しい……と思うのはわたしだけなのかな?」




短大なんて行くのやめて、頼くんについて行きたい…とさえ思っちゃうよ。
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