(続)頼くんを堕とす方法
多分また泣く。



……まじ勘弁して。




そんなことを思いながら学校を後にした。





「3年間あっという間だったね!」



「…ん」



「最後の1年、頼くんと同じクラスになれてよかった〜」



「………」



「……明日から学校行かなくていいなんて信じられないな〜」





最後の最後までよく喋る。




…莉子らしいけど。




「てか話しってなに?」





莉子が話したいのはそんなことじゃないだろ。
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