(続)頼くんを堕とす方法
「あ、うん……」



「なに?なんかあった?」



「…寂しい、ね……やっぱり…頼くんと離れることがまだ想像つかないというか…」






そういうことだろうとは、それとなく想像はついていた。




「莉子ってガキ並みに寂しがり屋なんだな」





そう言うと横目で睨まれた。




全っ然怖くないけど。




「頼くんは?寂しくない?……よね」



「………」





そういう聞き方はズルいわ。




てかそう決めつけられると余計言いにくい……
< 353 / 392 >

この作品をシェア

pagetop