(続)頼くんを堕とす方法
「…あのね、頼くん…」



「…なに?」



「この数日…たったの4日会わなかっただけなのにすごく寂しかった……わたし、こんなんで大丈夫かな?」




そう言った莉子はいつの間にか涙目になっていた。





「……簡単に会えないことが当たり前になって、いつかそれに慣れるよ」




なんて言ったけど、全部嘘…




多分それは俺が無理。




だから、莉子もそれが当たり前にならずに慣れんな。





………でも、今は…、___





「…我慢して」



じゃないと、俺が行けそうにないから。
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