(続)頼くんを堕とす方法
「よ、頼くんおかえりっ」





腕の中から顔を上げ、そう言うと「うざ」とさっそく暴言を吐かれた。




これはこれで新鮮だけど、最初の言葉がそれってのはちょっと…。






「てかなんで律がいんの?帰って来んの明日じゃなかった?」



「んー気が向いたから早めに帰ってきた」



「…あっそ」



「じゃ俺、ちょっと行くとこあるからここで。またね?莉子ちゃん」





笑顔を見せると、そのまま去って行った。




律くん、帰って来るの明日の予定だったんだ?
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