(続)頼くんを堕とす方法
「匠、その手離して」





急に聞こえた頼くんの声に肩が上がる。



振り返ると、ドアのところに頼くんが立っていた。





ま、それもすごく機嫌悪そうに…。





「あ、冷えピタ」




それを探すところだったんだ!





と小さな冷蔵庫に伸ばした手を頼くんから掴まれる。





「もういいから。ちょっと来て」



「えっ!?」





そのまま保健室から連れ出される羽目に。




末松くん大丈夫かな?



なんかごめんね!!
< 48 / 392 >

この作品をシェア

pagetop