(続)頼くんを堕とす方法
「ね、頼くん…」



「…なに?」






瞳を向けてくれない頼くんの視界にどうしても入りたくて、同じようにしゃがみ込んだ。




「わたしのこと好き?」





向けられた視線にドキドキする。




「………さぁ?どうだろう」



「さぁ?って…ほんとにわからないの?」





お願いだから"好き"と言って、___





「…男に媚び売るのやめたら教えてやる」



「なにそれ…媚びなんて売ってないじゃん」



「じゃ俺のことで散々悩んで?その足りない頭で俺のことだけ考えてれば?」
< 51 / 392 >

この作品をシェア

pagetop