(続)頼くんを堕とす方法
っ……まだ居てくれるんだ?




嬉しい。





「なに?人の顔ジロジロ見て」



「…頼くんだって見てたじゃん。どうせブスとか思ってたんでしょ?」



「………」






ほら、図星。




あれからわたしは内気になってしまった。





何より自分に自信が持てなくなった。





「頼くん、もう予鈴鳴るよ?わたしはもう少し休んで行くから戻ってて」





黙り込む頼くんとの空気が重すぎてつらい。
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