(続)頼くんを堕とす方法
「わたし、待っててもいい?」



「は?」



「バスケ終わるの全然待てるよ?」



「いや、無理。帰って」






…っはぁ…相変わらずすぎて、なんの感情も生まれない。




だけど、3年に進級して喜ばしいことがある。





それは、念願叶ってやっと同じクラスになれたこと。






席は離れてしまったけど、同じ空間にいるこの安心感?はこれまで味わったことがなかった。





常に頼くんをそばに感じられるのは嬉しい。





「来た来た。頼〜、待ってたぞ」
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