(続)頼くんを堕とす方法

宣戦布告!?の巻

地獄の勉強合宿が終わり、春っぽさも一気になくなってしまった。





梅雨時期に入り、ジメジメとしたこの感じが嫌になる。




「ねー紬〜、行こうよ〜」





と紬の腕を揺さぶる。




「無理だってば。今月いっぱいでバイト辞めるから日数詰めこんでるの」



「え〜…つまんないっ」



「あんたさ、わたしじゃなくて誘う人いるでしょ。なんの為の彼氏よ」



「…だって頼くん……絶対嫌がるもん」



「誘ってみなきゃわかんないでしょ。ほら、行ってきな」






と強く背中を押される。




っ…む、無理だよ〜!!
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