【完結】カルティナ姫と三人の王子〜目が覚めたら婚約者が三人いました〜
「アレンさん、こんな所で会うなんて偶然ですね?」
まさかアレンさんに会うなんて、思ってもなかったよ。
「本当だね。まさかこんな所で姫に会えるなんてね。 うん、これはまさに運命だ」
「う、運命……?」
アレンさんはそっと微笑み、わたしの手をそっと握りしめる。
「そう、俺と姫はやっぱり運命だったんだ。こうして出会うべくして出会った、運命なんだよ」
アレンさんはそう言って、わたしの右手にそっとキスをした。
「あ、アレンさん……あのっ」
アレンさんは相変わらずキラキラとしていて、まさにイケメンと言えるだろう。
誰が見ても、アレンさんはイケメン枠に入ると思う。 アレンさんはモテると思うし。
「カルティナ姫、やっぱり俺には姫しかないって分かった」
アレンさんは、わたしの頬をそっと撫でていく。
「……え?」
なぜだか、アレンさんに見つめられるとすごくドキドキして、胸の鼓動がうるさくなる。
なんか、顔が赤くなりそうだ。
「姫、俺と結婚しよう」
「……へっ!?」
あ、アレンさんからもプロポーズ!?
「姫のことは、俺が絶対に幸せにする」