【完結】カルティナ姫と三人の王子〜目が覚めたら婚約者が三人いました〜
◇ ◇ ◇
そして翌日の十四時になる五分ほど前、わたしは三人の住むお屋敷へと向かっていた。
お屋敷の前に到着したわたしは、インターホンを鳴らす。
いつになくわたしは、すごく緊張していた。これから大事な人を決めると思うと、とてもじゃないけど緊張してしまう。
身体も震えそうで、なんだかきちんと話せるか不安だ。
「カルティナ姫、お待ちしておりました」
屋敷の中から出てきたのは、ルイトさんであった。
「すみません、お時間作っていただいて」
「いえ、では中へどうぞ」
「ありがとうございます」
今思うと、三人の住むお屋敷の中に入るのは初めてだ。
わたしの住むお屋敷とは、また違った雰囲気がする。シックな感じというか……。
「今二人を呼んできますので、姫はこちらでお待ちください」
「ありがとうございます」
長い廊下がある玄関を抜けてリビングらしき所へ通されたわたしは、そこで待つように言われた。
「今お茶を持ってきますので、少々お待ちください」
「いえ、お構いなく」
「ぜひ飲んでってください。美味しい紅茶が入ったんです」
「……じゃあ、お願いします」
そして翌日の十四時になる五分ほど前、わたしは三人の住むお屋敷へと向かっていた。
お屋敷の前に到着したわたしは、インターホンを鳴らす。
いつになくわたしは、すごく緊張していた。これから大事な人を決めると思うと、とてもじゃないけど緊張してしまう。
身体も震えそうで、なんだかきちんと話せるか不安だ。
「カルティナ姫、お待ちしておりました」
屋敷の中から出てきたのは、ルイトさんであった。
「すみません、お時間作っていただいて」
「いえ、では中へどうぞ」
「ありがとうございます」
今思うと、三人の住むお屋敷の中に入るのは初めてだ。
わたしの住むお屋敷とは、また違った雰囲気がする。シックな感じというか……。
「今二人を呼んできますので、姫はこちらでお待ちください」
「ありがとうございます」
長い廊下がある玄関を抜けてリビングらしき所へ通されたわたしは、そこで待つように言われた。
「今お茶を持ってきますので、少々お待ちください」
「いえ、お構いなく」
「ぜひ飲んでってください。美味しい紅茶が入ったんです」
「……じゃあ、お願いします」