【完結】カルティナ姫と三人の王子〜目が覚めたら婚約者が三人いました〜
マロミさんの笑顔は、本当にわたしを優しくしてくれる。わたしの心を温かくしてくれる。
「わたくし今日は、お二人のために最高の料理を作ります。 これから夫婦になる大切な二人のために、わたしが誠意を持ってお二人を祝福させていただきます」
「……ありがとう、マロミさん」
「ありがとうございます」
ルイトさんとわたしは、これから夫婦になる。大切な人と一生を添い遂げるために、わたしたちは夫婦としての道を歩んでいく。
「姫、せっかくですし、カルナとアレンも呼びませんか?」
と、ルイトさんはわたしに提案してくる。
「いいですね、呼びましょうか」
わたしとルイトさんは、カルナさんとアレンさんも呼ぶことにした。
「はい。呼びましょう、みんなで食べた方が美味しいですし」
「そうですね」
ルイトさんと一緒にいると、本当に心が安らぐ。 なぜかすごく安心感を覚える。
それはやっぱり、わたしがルイトさんのことを好きだからなんだと思う。
「カルティナ姫、今からこれ、一緒に出しに行きませんか?」
「……はい。行きましょう、一緒に」
そしてわたしたちはその足で婚姻届を提出しに行き、晴れて夫婦になった。