【完結】カルティナ姫と三人の王子〜目が覚めたら婚約者が三人いました〜
第八章 ドキドキする気持ち


 その数日後、今度はカルナさんと二人でお出かけすることになった。 今回カルナさんは、動物園に連れて行ってくれた。
 カルナさんは昔から動物が好きみたいで、今日のデートをとても楽しみにしていたみたいだった。

「うわ、すごい……! 可愛いっ」

 園内を歩くと可愛い動物たちがたくさんいて、すごくテンションが上がった。

「見てください、カルナさん。この子、すごく可愛いですよ」

「本当だ。可愛い」
 
 わたしがものすごく可愛いなって思ったのは、動物の赤ちゃんだった。 特に可愛いかったのは、ホワイトタイガーの赤ちゃん。
 白いフワフワの毛並みがものすごく可愛くて、つい見惚れてしまっていた。

「やばい。すごく可愛い……」

 何この子、天使すぎない!? 可愛いすぎて、ヤバイ……!

「ホワイトタイガーですか。……可愛いですね」

「はい。すごく可愛いです」

 ホワイトタイガーの赤ちゃんって、こんなに可愛いんだ。 
 テレビでは見たことあるけど、実際に見るとものすごく可愛いくて、なかなかそこから離れられそうにない。

「姫、お気に入りですか?ホワイトタイガーの赤ちゃん?」
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