クールな生徒会長さまは、無自覚美少女を溺愛中
 「雪~!!ううっ、ぐすっ、雪はもう、今日からは夢ヶ丘学園の寮で暮らすのかっっ、お父さんは寂しいよ…ううっ、きっと学園には狼ばっかりだっ!!雪はすごく可愛いから…ううっっ、本当に心配だぁ!!」
 
 お父さんが私を抱き締めながら泣き叫んでいる……お父さん…お父さんが泣いているのを見て私もすごく悲しくなってきた…
 
 「ぐすっ、お父さん…私も、お父さんと離れるなんてすごく寂しいよぉ…ぐすっ…でもね…私、頑張るね!!…それに、お父さんにたくさん電話するね!!…だからそんなに泣かないでお父さん!」

 「雪ぃ!なんて優しい子なんだ…ううっ、さすが、俺の娘だ~!!うん!お父さん、もう泣かない!雪からの電話楽しみにしてるからな。」

 「お父さん!」

 「雪!!」

 がしっ、お父さんと私はぎゅっと、抱きしめ合った。お父さんとしばらく会えないのは寂しいけど、精一杯っ頑張ろうっっ!!
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