嘘と、恋。
康生さんから、あまりウロチョロと出歩くな、と言われたし、
セイ君ともう会うなって言われていたけど。
あの後、私は康生さんのマンションの部屋から出て。
すぐ近くにあった駅から、2駅先のY駅に行き。
さらに、そのY駅から徒歩10分の所にある、
セイ君のワンルームマンションの部屋へと来ていた。
オートロックではないこのマンション。
部屋の前でチャイムを押すと、
すぐに扉が開かれ、セイ君が現れた。
「まりあ、夕べは何処行ってたの?
まりあ携帯持ってないから、連絡出来ないし」
セイ君は、帰って来ない私を心配してくれたのか?
ちょっと、意外。
「けど、絶対に帰って来ると思った。
だって、あのボストンバッグの中に大事なものがあるもんね。
それを置いて、俺から逃げないよなって」
一晩振りに会う、セイ君。
やはり、相変わらずで。
康生さんに会う迄は、セイ君も大人だと思ったけど、そんな事もないな。
確か、セイ君22歳だっけ。
そして、現在無職で一人暮らし。
扉に立つセイ君の後ろを見ると、
狭いワンルームには、布団が敷きっぱなしで。
あの布団の上で、セイ君に何回もエッチな事されて。
その布団の脇に、私の荷物が入ったボストンバッグがある。
「あの…私、もうセイ君のお世話にならないから。
あの荷物持って、此処出て行くから」
「は?
お前、そんなのが通ると思ってんの?
まりあが永倉さんの所に借金を代わりに返してくれる約束だっただろ?
てか、俺の言う事聞かないと、お前どうなるか分かってんのか?」
なんで、私が…と思うけど。
セイ君に逆らえなくて。
「とりあえず、今から永倉さんの所に行くから、まりあも来い」
それに、嫌だけど頷いた。
セイ君ともう会うなって言われていたけど。
あの後、私は康生さんのマンションの部屋から出て。
すぐ近くにあった駅から、2駅先のY駅に行き。
さらに、そのY駅から徒歩10分の所にある、
セイ君のワンルームマンションの部屋へと来ていた。
オートロックではないこのマンション。
部屋の前でチャイムを押すと、
すぐに扉が開かれ、セイ君が現れた。
「まりあ、夕べは何処行ってたの?
まりあ携帯持ってないから、連絡出来ないし」
セイ君は、帰って来ない私を心配してくれたのか?
ちょっと、意外。
「けど、絶対に帰って来ると思った。
だって、あのボストンバッグの中に大事なものがあるもんね。
それを置いて、俺から逃げないよなって」
一晩振りに会う、セイ君。
やはり、相変わらずで。
康生さんに会う迄は、セイ君も大人だと思ったけど、そんな事もないな。
確か、セイ君22歳だっけ。
そして、現在無職で一人暮らし。
扉に立つセイ君の後ろを見ると、
狭いワンルームには、布団が敷きっぱなしで。
あの布団の上で、セイ君に何回もエッチな事されて。
その布団の脇に、私の荷物が入ったボストンバッグがある。
「あの…私、もうセイ君のお世話にならないから。
あの荷物持って、此処出て行くから」
「は?
お前、そんなのが通ると思ってんの?
まりあが永倉さんの所に借金を代わりに返してくれる約束だっただろ?
てか、俺の言う事聞かないと、お前どうなるか分かってんのか?」
なんで、私が…と思うけど。
セイ君に逆らえなくて。
「とりあえず、今から永倉さんの所に行くから、まりあも来い」
それに、嫌だけど頷いた。