離婚しましたが、新しい恋が始まりました
告白
「君が好きだ」
「光宗先生……」
「すまない、こんなに性急に告白するつもりも、無理強いするつもりもなかったんだが」
そっと腕の力を抜いて、磐は距離をとった。
「でも、言わずにはいられない」
今度は両手で紬希の頬をなぞる。
「君を笑顔にしたい。もうあんな哀しそうな顔は見たくない」
まだ、紬希は信じられないという顔をしている。だが、磐の手を振り払う事は無かった。
「キスしていいか?」
その言葉の後、磐が紬希をじっと見つめていたら紬希がゆっくりと目を閉じた。