なめんなッ!

「晴香ちゃんは帰らないの?」



「帰って欲しいの?
一人になりたい気分?」




「あ!違うよ!!!
邪魔とか思ってないから!」




「素直な反応〜
面白いね星夜って!」





「そんな…」




「あ゙ー寒い。」



「えっ?…そうだね。
今日は風強いね〜。」




まだ夏の前だから風
が少し冷たい…




「だからスカートは
不利なんだよお〜。」




「ってそんな短くしてちゃ!」




「バランス良いじゃん!」



「バランスって…」



「星夜手貸してよ〜」


「え?良いけど…???」



両手を出すと、晴香ちゃんは自分の両手と繋いだ。




「あったか〜い。」


「冷たっい!
そりゃ…寒いよ。」




「うるさいな!なら温めてよ!」



「どうやって…?」






「こうやって!!!!」


そう言って晴香ちゃんは、

俺の学ランのボタンを外し。


中に入って後ろに手を回した。






「ちょっ…!」



「こっちの方が温っかい♪」




「ちゃんと厚着した方が良いーよ!」



「ほーい。」


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