なめんなッ!


でも案の定…



「来ない。」


1時間目、2時間目が経った。




諦めかけて授業も、
聞き流し状態で受けた。



そんな時。




「…星夜?」



後ろから名前を呼ばれた。

千恵美かな???




でも教室のざわめきが。

何かあった?





「…あっ、晴香」


「おはよ〜♪
あたしの席どこだっけ?」





「窓側の前から2番目…」



「あぁ!空いてるね。」




「いつも…。」





「今日は来れたじゃん♪」



「うん!」





「待ってたあ〜??
待ち遠しかった?」



そう言って…

晴香はニヤッと笑った。






「そ、それは…約束したから。」



「まあね♪」





「あー担任。」



「えっ?」







「おー晴香じゃないか!」


「久しぶり〜久保っち♪」



僕らのクラスの担任は、
若くて人気がある。


しかも顔もカッコイイ。




でもめったに学校に来ない、
晴香が仲良いのが不思議だった。





「久しぶりだな。」



「う〜ん♪」




「昼職員室来いよ?
渡す物たまってるから。」

「あぁ〜ははっ」



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