なめんなッ!
予定通り迎えに行くと、
晴香も歩いていた。
「あっ〜星夜!」
「おはよ、晴香!!!」
「今日、星夜のうち誰か居る?」
「お母さんが…」
「あ、ならお礼にシュークリーム持って来たから。」
「そんなの良かったのに〜」
「初めてお邪魔するんだもん!」
「そっか…!
ま〜上がって上がって。」
「お邪魔しま〜す。」
晴香が入るとお母さんはすぐに玄関に来た。
「いらっしゃい!
まあ、美人ね〜星夜♪」
「ちょっと…お母さん!」
「も〜ありがとうございます♪あ!良かったらシュークリーム食べてください。」
「シュークリーム?こちらこそ、ありがとうね〜。」
お母さんと晴香は打ち解けたみたいだった。
「…優しいね星夜ママ。」
「そう??」
「うん!」
「お名前わ〜?」
「立花晴香です。」
「立花…?」
お母さんが驚いた顔をした。
まるで何か過去にあったように。
「はい、そうですけど…???」
「あ!ごめんなさいね。
私の友達に立花って名字の子がいてね〜。」
「そうだったんですか!」