なめんなッ!
「あれれ〜?
またキミだあー!」
「えっ…??」
「覚えてない?晴香…
忘れちゃったか?♪」
まさか…目の前を見ると、
あの日一緒に空を見た。
「晴香ちゃん…」
「覚えててくれたんだー♪
優しいー!!!!」
「そ、そんな優しくないよっ!」
「何〜?今さら緊張してー。」
「いや…久しぶりだし。
てか話すの2回目だし!」
「そうだね〜!
屋上も行ってないな。」
関わらない、関わらない
そう思っても。
「…なら今から屋上行く?」
何自分から誘ってるんだ…
「ん〜嬉しいけど。
今から校長室に行くの…」
え…まさか
問題起こしたんじゃ!?
「違うよ?」
「えっ????」
「顔に出てる。
あたし何もしてない。」
「なら何で…??」
「2週間に1回は、
顔見せてって言われてるの。」
「心配されてるんだね。」
「…そうかもね。」
その瞬間声のトーンが下がった気がした。
晴香の過去を知らない僕には、
気にする事もなかった。