なめんなッ!
「校長…」
「あら〜♪久しぶりね。」
学校に着くと迷わず…
中庭に向かった。
案の定校長は、
花の手入れをしていた。
「ここはまたどんどん
綺麗な花が咲きますね。」
「そうでしょ〜♪それより何か聞きたい事があったんじゃないの?」
「はい…屋上の鍵
2つあったんですね。」
そう僕が言うと校長は、
にっこりと笑った。
「ふふ♪…会ったのね?」
「たぶん、間違いなければ。」
「驚いた??」
「色んな意味で…」
「そう、そうよね♪
校則は破っちゃってるし。」
「そうですよっ!」
「何より…美人だった事
に一番驚いたんじゃない?」
「えっ…そんな。
僕、彼女いるんで。」
「あら、そうなの??」
校長はちょっと残念そうな顔をした。
「どういう事を考えて
選んだんですか?僕と彼女…」
「そうね〜最初は彼女に渡したの。」
「僕より先に通ってたんだ…」
「それから君と会って。
彼女に足りない物を持ってる
子だなと感じたの。」