なめんなッ!


…彼女に足りない物??




「何なんですかそれ?」



「言葉では表せない物かな?」





「…表せない。ん〜」




「とにかく真逆って事よ!」




「それは、そうですね…」



「だからこそ分けて欲しいの。」



「分ける?」




「一緒にいれば分け与える事になると思うわ。」






「だから僕に…?」




「そうよ。彼女の事少しで良いから気にかけてあげてちょうだい。」






「…はい。」




良く分からないけど、

何か意味があるんだ。






校長の考えはそれより、

深く聞かなかった…。





「たぶん彼女今、
屋上だと思うわよ?」





「屋上…?」






「まだ帰ってなければね。」



「すみません…
ちょっと、失礼します!」




「構わないわよ〜♪」





屋上…

あぁ、今日も良い青空。





―ガチャ。


「鍵開いてる…」






「あれ〜星夜じゃん!」



「………晴香ちゃん!」





「帰ってないの??」



「帰ったけど…
戻って来ちゃった。」



「何それ〜ウケる!」


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