推しと好きはちがう!?



少し歩くと


ひらけた広場?みたいな所に着いた



ベンチみたいなところに

2人して腰をかけると



ヒューん ドンッ



花火が始まった


愛結「わあ!すごい綺麗!!!」



陽翔『あはははは笑

そこまで喜んで貰えると嬉しいよ笑』




さっきまで人混みの中にいたから

ここは誰もいなくて

すごい楽で花火もすごく見やすい



もしかして、気を使ってくれたのかな?




愛結「ありがとうございます」


陽翔『ん?なんのこと?笑』


愛結「今日一緒に回れて楽しかったです」


陽翔『急に可愛いこと言わないで笑』



花火に集中してよと付け加えて

櫻木先輩は私の顔の向きを

花火の方向に向けた




好きとか恋とか

私にはまだ分からないけど

櫻木先輩がただの推しじゃなくなったのは

この時だった


いや、それに気付いたのがってだけで

本当はもっと前からだったのかも?




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