推しと好きはちがう!?
もう花火なんてどうでも良かった
ただ真っ直ぐ、白河先輩を見た
白河先輩も同じように私を見ていた
紗良「多分私先輩が思ってる程
いい子じゃないしめちゃくちゃ子供だし
愛結と茉希みたいに可愛いわけでも
ないし…」
透「言っとくけど
どんだけ保険かけても嫌な事言っても
俺もう紗良ちゃんのこと好きだからね!」
言葉を遮るように白河先輩は
私の声にかぶせて言ってきた
透「全部含めて好きになったんだ
だから、付き合ってください」
紗良「ぜひ!!」
嬉しさのあまり抱き着く
透「紗良ちゃん!
ここ!人前!人混みの中だから!」
そんなのどうでもよかった
ヒューんドンッドンッドンッ
最後の大きな花火があがった