推しと好きはちがう!?
あれは中学3年生のオープンスクール


私は第1志望校である1番近くの高校に


来ていたけど方向音痴が本領発揮して


学校の中で迷子になっていた時だった






『もしかして、迷子?』


ちょっと笑いながら優しく声をかけて

くれた男子生徒がいた


スラーっと背の高い細い体で

小さな顔に女の子みたいに大きい目

ちょっと明るめの髪はフワッと

なっていた


それが櫻木先輩だった


それからのことは覚えてない


ただ、カッコイイって思ったのだけ


鮮明に覚えている




紗良「そんなにカッコイイ?」


茉希「まあ、カッコイイんじゃない?」


紗良「でもまあ所詮一般人はねえ?」


茉希「ねえ?」



紗良と茉希は

すごくモテるもう、それは本当にすごく


だって可愛いから

友達の私が見てもアイドルかな?って

思うくらいほんっとに可愛い



でも彼氏が1度も出来たことないのは

この2人がアイドルにしか興味がない

事なのが理由だった
< 6 / 194 >

この作品をシェア

pagetop